アマチュア数学者の日記

とある大学で数学を学んでいます。専門は偏微分方程式です。高校野球、マラソン、カメラ、数学、etc...多趣味です。様々なことを書いていきます。

間違った方向に一生懸命頑張ると誰かの迷惑になることがあるという話

何回か書いていますが、僕は塾でアルバイトをしています。

この時期は夏期講習で生徒(特に受験生)は、必死に頑張っています。もちろん我々講師も必死に成績を上げよう&合格させようということで頑張っています。

そんな夏期講習での1コマが今日のお話です。

今日の出来事

僕の働いている塾は、講師はほぼ全委員アルバイト、つまり大学生です。社員は1つの教室に1人。管理職ってやつです。

今日ある先生が自分のシフトの時間が終わった後、タイムカードを切ってから生徒の指導をしていました。うちの塾では禁止されている行為です(おそらくどの塾でも禁止されています)。理由としては、

・勤務時間ではないので、給料を出せない

・他の生徒に不平等になる

・塾は授業を売り物にしているので、授業を無償で提供すると商売が成り立たなくなる

といった感じです。

主に↓2つが主な理由です。それを見た管理職の社員がその先生に注意をしました。

「〇〇先生。禁止事項なので次からは気をつけてください。」

的な感じだったと思います。それに対してアルバイトの講師が反論しました。

「僕はタイムカードも切ってますし、会社にも誰にも迷惑はかけていません。生徒のためになることをしていることなのになんでこんなに非難されいけないのでしょうか。」

そう言ってしますともう後の祭りです。ああでもない、こうでもないという言い合いが始まりました。

 

この出来事を通して僕が考えたこと

僕は時間外で授業をすることを禁止する塾の方針に賛成のスタンスです。僕たちはプロの塾講師ほどではないにしても、多少の予習をしますし、何より小さいころから親が多くの投資を私たちにしてくれたからこそ今の知識があるのです。要は僕たちの知識はタダじゃないってこと。それゆえ、適切な対価をもらってより良い授業をしたい。

そもそも、このアルバイト講師の「会社にも誰にも迷惑をかけていない」とという意見は本当に正しいのでしょうか。先ほども述べたように、塾は授業を売り物にしていますので、タダで授業を提供していては商売あがったりです。

しかし、そもそも授業は誰の所有者は誰なのでしょうか?

授業を行うのは私たち講師です。なんだか哲学的な命題になるような気がしなくもないですが、所有権は当然会社に帰属します。雇用関係にるので、勤務時間中に私たちが生産した授業という「商品」は会社の所有物です。その生産の対価としてお給料を頂いています。ですから、この講師が言った「会社にも誰にも迷惑をかけていない」という理論は的外れです。

また、この講師がいわゆる「サービス残業」を行ったことで、周りの講師が帰り辛い状況になりました。特にその講師より下の学年の講師はものすごく帰り辛そうでした。僕自身まだ大学生で、実際に会社で残業をしている社畜サラリーマンを見たことがないのですが、ほとんどの人はこのように一部の帰らない人がいるために、帰ることができない状況になっているのではないでしょうか。そのような点においても周りの人に「迷惑」をかけています。

その講師は自分の後輩ですが、ものすごく熱心な男です。生徒からの信頼も厚く良い講師だと思います。ただ今回は一生懸命頑張る方向を間違えたのではないか。一生懸命頑張ることは大事なことです。しかし、頑張る方向を間違えると多くの人に迷惑がかかることがあります。今回その典型的な例だったような気がします。