アマチュア数学者の日記

とある大学で数学を学んでいます。専門は偏微分方程式です。高校野球、マラソン、カメラ、数学、etc...多趣味です。様々なことを書いていきます。

数学の授業・勉強スタイル

大学の数学の授業って他の科目の授業と決定的に違うところがあります。それは教授が黒板に直接文字を書いて授業をするということです。ここまでコンピュータが発達した時代、大学の授業のほとんどはパワーポイントを使って行われます。1.2年次の教養科目ではパワーポイントを使って授業が行われていたので、大学の授業とはこういうものだと思っていました。微分積分線形代数のみ板書スタイルでしたが。しかし、3.4年次の授業は教職科目を除いて板書スタイルで行われます。教授達の集まりや某数学者の講演会でもこのスタイルだったし、学界でもパワーポイントを使うことはないそうです。

 

ここからは僕なりの考えなんですが数学を理解する時って絶対に数式を書かないと理解できないんですよね。パワーポイントを使うと板書一回分の情報が一瞬にわかってしまうというメリットがあるんですが、自分で文字を書いたり書きながら考えたりする時間がないと思います。その点教授が自分のペースで自分勝手に黒板に数式を書いたり、話したいことを話したりするのはいい意味で「ゆっくり」考える時間が取れると思います。そのようなメリットがあるからこそ長い間このスタイルが続いているのかなと思っています。僕は1.2年次の頃はあまり熱心にノートをとらない方でした。周りの学生もとってない人も多かったように思います。現在は授業は板書命といった感じで一文字も漏らさずに書いていますし、休んだ授業は必ず友達のノートを写しています。予備校の先生が「数学はどんなに簡単な問題でも必ず自分の手を動かして書くように」といっていた言葉の意味がようやく分かってきました。そして、今塾講師をしていて同じセリフを生徒に口うるさくいっているんですがなかなか聞いてくれません(笑)。

 

以上のことに関連して、差し出がましいですが、こういう数学のことについてブログを書いているものとして数学の勉強法についてアドバイスしてみたいと思います。僕は勉強をするとき以下のことに気を付けて勉強しています。

①わかったことやわからないことを必ず紙に書き出す。

②どうしてもわからないときは解答を自分で写してみる。

①について。上にも書きましたが数学において自分の手を動かして書くことは一番大切なことです。数学が苦手な人ほどこの作業をやらない傾向があるように感じます。描いてみることで分かってくるものもあります。そして強調したいのはわからないことも書くこと。何がわからないのかがわからないという状況が一番最悪な状況だと思います。わからないことを自分で知ることも数学をやるうえで大切なことだと思います。

②について。解答を写すことに抵抗を覚える方も多いと思います。しかし、解答に書いていることを自分で理解しながら追いかける作業って大事だと思うんですよね。書いているうちに何かわかったり、解答そのものを覚えていて類題を解くときに同じ方法で解くと理解できるようになったりすることって結構あります。

以上の2つに共通することは「自分の手を動かす」ということです。強調したいのは「頭を動かす」ではないところです。手を動かしているうちに頭で理解できるようになることが数学をしていると多いように感じます。考えるよりも手を動かす。簡単なようで1番難しいことかもしれませんね。